膏肓記

歴史作家桐野作人のブログ  織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記

 
古文書塾てらこや冬期講座の3回目。

寺村左膳・後藤象二郎らが土佐に帰っている時期を中心に読み進める。

後藤が提起した薩土盟約案に、老公山内容堂もいったんは同意する。
左膳らに上京命令も下されて、順調に進むかと思った矢先、一大事件が勃発する。
長崎で英国人水夫が攘夷派とおぼしき者に殺害された。その嫌疑が土佐藩にかかり、英国公使パークスが抗議と犯人引き渡しを要求して土佐に乗り込んでくる。いわゆるイカロス号事件である。
一方、幕府も重大な外交問題勃発を心配して、英国軍艦とともに土佐の須崎へ。
このとき、将軍慶喜から容堂に宛てた直書が手渡された。左膳はこれを容堂への上京要請と推察したので、私もその線に沿って、容堂が薩土盟約案に一転して反対するきっかけになったのが、この慶喜直書ではないかと解説した。

ところが、また勘違いをしたようだ。帰宅後、『徳川慶喜公伝 史料篇』を見たところ、この直書が収録されていた。内容はイカロス号事件を心配する内容だった。上京要請などどこにも書いてない(冷汗)。事前にちゃんと調べておかないから、こういうことになる(喝)。

今回は前回の積み残し分や近藤勇の親藩会議での発言などに時間を取ったうえ、「少将様」が誰にあたるかを検討するのに、近世武家官位制にまで突っ込んで詳しく説明したため、どんどん時間がなくなってしまった。
そのため、やろうと思っていた『保古飛呂比』にあるイカロス号事件について、まったく進行できなかった。坂本龍馬のことも書いてあったから、是非ともやりたかったのだが……。
時間配分や人物比定などミスが多い。反省すること、しきりである。
次回こそ、イカロス号事件をちゃんとやりたいと思う。龍馬文書も使いたい。
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ゴンザの薩露講座」第15回です。
前回出題分「カシタ」ですが、ヒントでわかったようですね。正解の方が多いです。解答は「長官もしくは隊長」です。
ばんないさん、水戸っぽさんは正解です。きなみんさんはあろうことか、真逆になってしまいましたね(笑)。次回は頑張って下さい。

第15問:カキ

ヒント:緯度の違い