膏肓記

歴史作家桐野作人のブログ  織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記

 
稀覯本の復刻で知られる山口県周南市のマツノ書店が近々、『復古記』全15冊を復刻し、発売する。

復古記』というのは明治期に編纂された維新史・戊辰戦争史の集大成というべき史料集である。2万点以上の史料が収録されている。明治政府が刊行しただけに、いわゆる官製の維新史観に基づいた編纂方法がとられているものの、これだけ体系的にまとまった史料集は空前絶後であろう。

官製史書といい条、現在の古書相場でも20万円以上するから、その史料的価値は疑いない。とくに戊辰戦争史の根本史料であり、個別戦史としてみても、史料の宝庫である。

今回、マツノ書店が東大出版会と提携して、廉価(11万円程度らしい)で発売することになった。
さっそく来月からPRが始まる。そのための推薦文をマツノ書店店主の松村さんに依頼されていた。宮地正人氏、紀田順一郎氏、中村彰彦氏といった錚々たる方々と並べていただくのは忸怩たるものがある。

本日、ゲラの校正を送り返した。小生は、相楽総三と赤報隊の一件を中心に、思うところを書いてみた。

復古記』に関心のある方はマツノ書店のサイトを見て下さい。ご希望なら、案内のチラシを送ってくれるはずです。