
劇画「花の慶次」で有名な前田慶次。
米沢市立図書館が表題の本の改訂版を刊行したので購入。
同館サイトをのぞいたところ、すでに売り切れでがっかりした。ただ、市内の書店のいくつかに市中在庫があるかもしれないという告知が出ていたので、そのうちの米沢書房に電話したところ、在庫があるというので、すぐさま購入。
代金後払いでよいとのこと、非常に親切だった。
しかも、届いてみると、何と、表題の本だけでなく、小野栄著『上杉景勝伝』(米沢信用金庫叢書)を無料でプレゼントしていただく。何とも有難い。多謝。
表題の本には、次の3点が入っていた。
1,米沢市立図書館所蔵(米沢善本、慶次の自筆本)の道中日記 の忠実なる複製(朱線・朱丸などもそのまま)
2,前田慶次道中日記 資料編(翻刻と解説付き)
3,付図(前田慶次の遺跡、前田慶次道中行程図)
これで、2.100円は安い。
道中日記は関ヶ原合戦後、上杉景勝が米沢に減封国替になった慶長6年(1601)のものである。慶次は景勝を慕って米沢まで下向した。
これを読むと、慶次は伏見から中山道を下っている。
特徴的なのは、名所旧跡を見ながら、和歌をたくさん詠んでいること。また万葉集や古今集からの引用も多い。
慶次は武人というより文人の印象を受ける。
米沢書房からのお知らせによると、米沢ではすでに再来年の大河ドラマに向けて盛り上がっているとのこと。
直江兼続・上杉景勝だけでなく、前田慶次も主要キャストらしく書かれている。このトライアングルで描かれるのだろうか。
なお、前田慶次道中日記は『日本庶民生活史料集成』 第8巻(三一書房)や『新編信濃史料叢書』第10巻(信濃史料刊行会)にも収録されている。