最近、表題のものを購入した。
古書は買っても、古文書は原則として買わない主義だったが、西郷文書であること、おそらく新出文書であること、本文が30行近くあるのでそれなりの内容があるだろうこと、そして何より西郷文書にしてはリーズナブルな値段だったことから、買ってしまった。
まさに「病膏肓に入る」である(爆)。
宛所は、大山格之助である。
大山の名乗りは、主に茶坊主時代の正円、文久〜慶応年間の格之助、明治以降の綱良と変化する。
大山は同じ精忠組ながら、久光側近だったため、西郷との関係は比較的疎遠である。『西郷隆盛全集』を見ても、安政年間の正円宛てと西南戦争前から戦争中の綱良宛ての書簡はあっても、格之助宛ての書簡はおそらくこれ以外にないのではないかと思う。
現物は巻子仕立てになっていたが、だいぶ傷んでいる。安かった理由がわかった。2行かすれていてほとんど読み取れない個所がある。図録の小さな写真だけでは判断できなかった。
さて、年次や内容がどうなのか、これから検討したいが、何せ、西郷独特のくせ字なので、まず慣れるのに大変そうだ。