外出したついでに、表題の書店に立ち寄る。
世事に疎く、いつ出来たのか知らない。おそらく最近だと思うが、電車の広告で初めて知った。池袋店より大きいという惹句に惹かれて行ってみた。
驚いた。場所が何と、紀伊國屋書店の真ん前である。
こりゃ、禁断の掟破りかと思った。業界内にもはやタブーや遠慮はないらしい。まさか紀伊國屋書店が後発大型店からターゲットにされる時代が来るとは思わなかった。
見て回ったのは人文系だけだったが、背の高い書棚がずらっと並んでいる。壮観の一言である。
客に媚びない姿勢がよい。読みたい本は自分で探せという展示法が潔くてよい。もっとも、客も冷やかしなら別だが、それなりの覚悟と見識、そして財布が求められるだろうなと思った。
買うつもりはなかったが、ついつい3冊買ってしまった(笑)。
紀伊國屋書店と展示方法が違うし、おそらく客層も違うのではないだろうか。いや、今後は紀伊國屋書店のほうが差別化のために、もっと変わらざるをえなくなるかもと思った。
それにしても、世の移ろいは激しい。絶対はないなと思う。
紀伊國屋書店新宿店といえば老舗中の老舗。大阪の梅田店と並んで、なぜか昔から拙著を厚遇してくれた。長〜く長〜く平積みしてくれていた。もしかして拙著を贔屓にしてくれる店員がいるのではないかと思ったくらいだ。だから、個人的にも、紀伊國屋書店にはもっともっと頑張ってほしいのだ。