膏肓記

歴史作家桐野作人のブログ  織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記

 
時代劇専門チャンネルで、今週から20年前の大河ドラマ「翔ぶが如く」の再放映が始まった。観たのは今日が初めてで、もう5回目だった。

かつて観たはずなのに、ほとんど記憶に残っていないのに驚く。

時代は日米和親条約が結ばれた安政元年(1854)のあたり。
島津斉彬はすでに襲封している。斉彬が参勤交代で国許から江戸に出府する途中、「西郷はおるか」と声をかけた有名なシーンもやっていた。

篤姫も前年秋に江戸入りしていて、出番があった。
弱冠19歳のはずだが、富司純子(私には藤純子のほうがなじみがあるが)では、さすがに塔が建っている(婉曲表現です)。四十、もとい四重の塔くらいか。

西郷演じる西田敏行がまだ比較的痩せていた頃のようで、身のこなしが軽く精悍である。そして、キヨソネ画の西郷を彷彿とさせるような表情をする。
鹿賀丈史演じる晩年の大久保が肖像写真にそっくりだったことは記憶しているが、西田も西郷(イメージ)によく似ているというのは再発見だった。

何より、みんな鹿児島弁をしゃべっているのがいい。役者によって多少うまい下手の違いはあるが、それでも懸命に雰囲気をつくろうとしているのが感じられる。

平日9時からが楽しみである。
DVDも発売されていたんだった。