膏肓記

歴史作家桐野作人のブログ  織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記

 
以前、このブログでも書いたことがありました。
鹿児島中央駅の前に建立された「若き薩摩の群像」の問題。

慶応元年(1865)、19人の英国使節・留学生は、あえて国禁を冒し、万里の波濤を乗り越え、大きな苦難を克服してイギリスへと向かいました。その多くは政治家や実業家、国際人となって活躍し、わが国の発展と国際交流に大きな足跡を残しました。

英国使節・留学生は全部で19人なのに、銅像はなぜか17人しか立っていないこと。「なぜか」ではなくて、理由ははっきりしています。

立てられなかった2人は、もと土佐藩士の高見弥一と長崎出身の英語通詞堀孝之。県外の人間だから除外したわけですね。

このような排他性は、英国留学生を派遣した当時の薩摩人の国際精神にもとっているのではないか。鹿児島県人は狭量だと、県外の人に思われていいのか。
そんな問題意識から「〜完成させる会」が結成されたのが去年の夏でした。
島津家の当主をはじめ、研究者や有識者が発起人に名を連ねています。

現在、鹿児島市当局に対して請願運動などを行っていますが、もっと多くの市民や市外・県外の方の支援も得て、大きな波を起こし、2人の銅像の追加建立を実現していきたいと考え、署名運動を行うことになりました。
小生も及ばずながら、お手伝いをしようと、サイト立ち上げに協力しました。以下のところです。

「若き薩摩の群像を完成させる会」サイト

以前にこのブログでも、こんな記事を書きました。ここです。
南日本新聞の連載コラムでも、こんな記事を書きました。ここです。
ご参考までに。

そして、この問題を鹿児島県外の多くの方々にも知っていただき、ぜひ署名にご協力をいただけたらと思います。

このサイトにアクセスしていただければ、完成させる会の趣旨もわかります。
署名用紙がPDFファイルになっておりますので、自由にプリントしてお使い下さい。署名用紙の送り方はFAXでも郵送でもかまいません。送り先も明記してあります。

この問題に関心をもたれた多くのみなさん、とくに幕末系のサイトやブログを運営されている方にお願いです。
このサイトと署名運動があることをご紹介していただければ、とてもうれしいです。

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こしき

大河ドラマにも有馬新七が登場しておりますが、この人は同姓同名の別人です。

鹿児島は薩摩半島の西方に浮かぶ甑島(こしきじま)は黒潮が洗う風光明媚な島です。
その黒潮を活かせないかと考えたのが島民の有馬新七さん。

何のことはない、黒潮を汲み上げて、拾い集めた流木などを薪に大きな釜で煮詰めて天然塩を作ることにしたのです。ここに記事があります。

未踏の島である甑島に憧れていた私はかつて、南日本新聞の記事でこれを知り、しかも、幕末志士と同姓同名だったのに興味を覚え、速攻で電話してこの塩を注文しました。
ついでに、あの有馬新七と関係があるか尋ねてみましたが、まったく関係ないとのこと。おそらく父上が新七のことを知っていたに違いありません。

「手造りの天然ミネラル塩」と謳っているように、素朴な粗塩で結晶質のままです。味も心なしか潮の香がするようで、濃厚でほんのりと甘みさえあるように感じます。

先日、この塩が切れたので、また注文しました。宅配便で送ってくれます。
大河ドラマで新七が出たので、思い出して書いてみました。
写真はとくに「クリスタル」という商品で、写真からでも結晶質がよくわかります。もう少し粒の細かい塩がメインの商品です。

いつかは甑島に行き、有馬新七さんにもお会いできればと念じています。

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