南日本新聞連載「
さつま人国誌」第53回
―狆が好き、でも猫飼う―連載が更新になりました。
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今回は篤姫とペットというテーマです。
この逸話はだいぶ知られるようになったかもしれません。
三田村鳶魚
「御殿女中」に収録された篤姫付のもと中臈、大岡ませ子の談話から採録しました。
篤姫のペット、サト姫のことが面白おかしく描かれています。
ただ、それだけでは面白くないので、篤姫が好きだったという狆(ちん)について、島津斉彬と水戸斉昭の間でのやりとりを付け加えました。
狆は江戸時代、上流階級や富裕な商人層の間で好まれた愛玩動物です。
昨今のペットブームと相通じるところがあるかもしれませんね。
その狆をどうやら薩摩でも飼育していたようです。
いわば、島津家は狆のブリーダーだったと思われます。
膝元にまとわりついて離れない黒狆に、攘夷のご本家、気難しそうな烈公水戸斉昭が「うい奴じゃ」とばかりに目を細めている光景は思わず吹き出しそうです。
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