歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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南日本新聞連載「さつま人国誌」第189回
―代官所の拷問に村人怒る―

連載が更新になりました。
同紙サイトのここか、右のリンク欄「さつま人国誌」をクリックすれば、ご覧になれます。

今回は前回書いた、京都で客死した徳嶋仲祐の父、琉仲為の日記『仲為日記』に記事がある徳之島犬田布での一揆について書きました。

一揆の概要は記事のとおりです。
あえて補足すれば、この事件の発端は、藩庁から黒糖上納の大幅な増額を指示された代官がそれを果たすために、密売の嫌疑を口実にして、上納を達成できなかった百姓を懲罰することで一罰百戒の見せしめとし、所期の目的を達しようとしたのでしょう。
もっとも、その意図は百姓たちの思わぬ反撃に遭って頓挫してしまったというわけです。

なお、遠島処分を受けた人々は10年以上の刑期をつとめさせられました。

記事の最後に書いたように、犬田布一揆は「百姓一揆」と規定すべきだと思います。
もう少し類型化すれば、黒糖上納高減免を要求する強訴型一揆でしょう。

なお、この犬田布一揆は、わが国の百姓一揆を集成した『百姓一揆総合年表』(青木虹二、三一書房)にも立項されています。
その評価として、「砂糖総買入反対」が目的で、結果は「不成功」としていますが、どうでしょうか?
砂糖の総買入政策はだいぶ前から実施されており、問題はむしろ、この時期の上納高の大幅増額ではないかと思うのですが。また一概に不成功ともいえないような。実際、上納の割り当ては減免されていますから。

次回は何にするか決めていませんが、この流れから、別の百姓一揆を書こうかなと思案しているところです。
ただ、史料が集められるかどうか?

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【2011/04/11 22:41】 | さつま人国誌
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