歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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この間、またご高著をいくつか頂戴しました。
記して御礼申し上げます。

平山 優氏より
『武田遺領をめぐる動乱と秀吉の野望』 戎光祥出版 2011年6月

平山氏は著名な甲斐武田氏研究者。
つい先日も『天正壬午の乱』(学研パブリッシング)を上梓されて頂戴したばかり。
前著は取り扱う対象がほぼ信長が死んだ天正10年(1582)に限定されていたが、本著はさらに小田原合戦まで視野を見通すとともに、視点が異なる。信濃や上野といった地域の領主たちを重視し、彼らの動向が家康、景勝そして秀吉の勢力拡大を下から規制していく様子を描いている。
前著ととともに読めば、なお理解が深まると思われる。


高澤 等氏より
『新・信長公記―信長の生涯を再考する―』 ブイツーソリューション 2011年5月

高澤さんは家紋の研究者(日本家紋研究会会長)。
歴史読本に信長を連載していた時期に、同誌面に家紋のことを連載されていた。書簡などで少しやりとりしたことがある。
今回は『信長公記』にチャレンジされた。
同書を再解釈して、新たな信長像を提示しようと試みている。
一信長好きで「論文的手法」をとっていないとされるが、なかなか興味深い独自の解釈がいくつか見られて、参考になった。たとえば、
・信長は桶狭間合戦で鉄炮を使ったか否か。
・金ヶ崎の退き口を記した『継芥記』の筆者の推定。
・地方に在国した近衛前久が非難する「佞人」の比定。←これには異論がある
・長篠合戦で戦闘があったのは3カ所だけではないか。
などなど。
小生の問題関心と重なっている部分もあるので、参考にさせてもらおう。


大阪龍馬会より
『大坂の史跡探訪~龍馬の足跡~』 長谷吉治著 大阪龍馬会 2011年5月

大阪龍馬会は非常にコアで玄人好みの史蹟探訪で知られる。
私も以前参加したが、あまりの強行軍に根をあげた覚えがある(笑)。
そうした活動の成果、とりわけ坂本龍馬と大坂の関わりを中心にまとめた冊子である。
龍馬が主宰する土佐海援隊の大坂詰所「薩万」がどこにあったか、当時の水帳などから特定しているところなどは貴重な仕事だと思う。
そういえば、9月4日に昨年につづき、大阪龍馬会での講演を予定しています。
「龍馬暗殺再論」というテーマです。興味のある方はご参加下さい。

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【2011/05/30 23:07】 | 新刊
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2011/05/31(Tue) 23:23 |   |  #[ 編集]
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