歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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南日本新聞連載「さつま人国誌」第201回
―背後に判官びいき感情―

連載が昨日、更新になりました。
同紙サイトのここか、右のリンク欄「さつま人国誌」をクリックすれば、ご覧になれます。

今回は少し趣向を変えて、豊臣秀頼の薩摩落ち伝説について書きました。
これはよく知られている逸話ですが、調べてみると、幕府側、薩摩藩側、真田氏側などはむろん、外国人や軍記物から松浦静山の『甲子夜話続篇』まで、さまざまな記録があります。
この種の「伝説」は源義経や西郷隆盛などありますが、そのなかでも記録の豊富さでは群を抜いているような気がします。それだけネームバリューと悲劇性があるのでしょうね。加えて、貴種流離譚の一種という見方もできるかもしれません。

鹿児島では、この宝塔の調査も行なれており、鎌倉時代中期のものだという結論が出ています。当然、秀頼の墓ではありません。また「伝説」もあくまで「伝説」であり、史実ではありません。しかし、この「伝説」を生み出す人々の膨大な感情が背景にあるのでしょう。

次回は、秀頼を「加護嶋」に連れてきたとされる「鬼のやうなる真田」の墓についても書いてみたいと思います。
秀頼の墓は有名ですが、幸村のそれは鹿児島でもあまり知られていないと思います。お楽しみに。

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【2011/07/19 15:00】 | さつま人国誌
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膨大な感情が背景に
坐忘
> 伝説を生み出す人々の膨大な感情が背景にある

いいですねぇ、これぞ歴史を覗くダイナミズムですね。さまざまな立場の人が生きるうえで何を仮託したのか、興味が尽きません。
真田伝説は頴娃の別府あたりに生々しく残っているようですね。次回もとても楽しみです。


ばんない
いつかはやるかと思ってましたが、終に秀頼伝説が来ましたか…次が真田“幸村”伝説と言うことは、その次は安徳天皇伝説ですね!(勝手に決めてどうする)

秀頼伝説はある種の判官贔屓であることには同意するのですが、一方で「料金踏み倒し伝説」(今回のコラムでは触れられてませんでしたが)もあり、義経伝説や隆盛伝説に比べて悪意というか揶揄するような気分も込められているようにも思えます。

ちなみに、京都の清涼寺に「秀頼の遺骨の改装墓」なる物がありますが、それについては如何お考えでしょうか。差し支えがなければお考えをお伺いしたいのですが。

膨大な感情
桐野
坐忘さん

秀吉は意外と庶民に人気あったみたいですね。
ほとんど大坂城にこもりきりでしたが、二条城での家康との対面に上京してきたとき、沿道や洛中では太閤の遺児を見ようと黒山の人だかりだったそうです。

だからこその薩摩落ち伝説が雨後の竹の子のごとく叢生したのでしょうかね。

清涼寺
桐野
ばんないさん

清涼寺は名前だけは承知しておりますが、まだ未訪で、秀頼の墓は調べたことありません。
今後、考えてみたいと思います。


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コメント
この記事へのコメント
膨大な感情が背景に
> 伝説を生み出す人々の膨大な感情が背景にある

いいですねぇ、これぞ歴史を覗くダイナミズムですね。さまざまな立場の人が生きるうえで何を仮託したのか、興味が尽きません。
真田伝説は頴娃の別府あたりに生々しく残っているようですね。次回もとても楽しみです。
2011/07/20(Wed) 07:36 | URL  | 坐忘 #BbVmplvY[ 編集]
いつかはやるかと思ってましたが、終に秀頼伝説が来ましたか…次が真田“幸村”伝説と言うことは、その次は安徳天皇伝説ですね!(勝手に決めてどうする)

秀頼伝説はある種の判官贔屓であることには同意するのですが、一方で「料金踏み倒し伝説」(今回のコラムでは触れられてませんでしたが)もあり、義経伝説や隆盛伝説に比べて悪意というか揶揄するような気分も込められているようにも思えます。

ちなみに、京都の清涼寺に「秀頼の遺骨の改装墓」なる物がありますが、それについては如何お考えでしょうか。差し支えがなければお考えをお伺いしたいのですが。
2011/07/21(Thu) 00:04 | URL  | ばんない #kyBjvhlc[ 編集]
膨大な感情
坐忘さん

秀吉は意外と庶民に人気あったみたいですね。
ほとんど大坂城にこもりきりでしたが、二条城での家康との対面に上京してきたとき、沿道や洛中では太閤の遺児を見ようと黒山の人だかりだったそうです。

だからこその薩摩落ち伝説が雨後の竹の子のごとく叢生したのでしょうかね。
2011/07/27(Wed) 23:32 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
清涼寺
ばんないさん

清涼寺は名前だけは承知しておりますが、まだ未訪で、秀頼の墓は調べたことありません。
今後、考えてみたいと思います。
2011/07/27(Wed) 23:33 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
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