歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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南日本新聞連載「さつま人国誌」第207回
―木崎原合戦で前膝を折る―

昨日、連載が更新になりました。お伝えするのが少し遅れました。
同紙サイトのここか、右のリンク欄「さつま人国誌」をクリックすれば、ご覧になれます。

25日の宝山ホール講演「義久と義弘」を照準にして、義弘特集を何回かやろうと思っていましたが、誤算や休刊日などもあって、結局、できたのはこの1回だけになってしまいました(笑)。

今回は有名な義弘の愛馬「膝付栗毛」について書きました。
現地の墓標には「膝跪騂」と書かれていましたが、「騂」が難しい字らしく、サイト版ではタイトルが「栗毛」となり、本文では表示できないで、「●」になっており、見にくくてすみません。

木崎原合戦の有名な逸話以上のことは書いておりません。
なお、書けなかったこととしては、義弘が鑓で突いた伊東方の柚木崎丹後の子次郎右衛門が召し抱えられた時期は、義弘が関ヶ原の退き口で帰国途中、日向国を通行しているときだったようです。まあ、大変なときの出会いですね。非常事態なので義弘が無視してもよかったはずですが、そうしないで家来に召し抱えたのは、よほど気になっていたのでしょうね。

なお、彼女(膝跪騂)が83歳まで長生きしたというのは現地の案内板や『三国名勝図会』などにも書かれています。馬についてはまったくの門外漢なので、そんなに長生きするのかと疑問でしたが、史料にそう書いてあるので、そのまま書きました。
そしたら、同紙担当デスクもやはり疑問を感じたようで、いろいろ調べてくれました。それによると、馬の平均寿命はせいぜい20代だそうで、稀に40歳くらいまで生きるのもいるらしいとのこと。ですから、83歳はさすがに誇張ではないかと思い、そのような注記を加えました。そういえば、義弘の没年齢は満だと84歳ですね。彼女と近い(笑)。

先日の取材がまだ記憶に新しく、とくに「膝跪騂」の墓があった亀泉院墓地に大きな幟が翻っているのが田圃の中にぽつねんと見え、しかも、稲穂の緑が目に沁みて印象深かったので、写真を載せておきます。
膝付

今回の取材で義弘関係のネタをいくつか得ました。というか、前から書きたいと思っていたのですが、写真がなかったので書けずにいたテーマといったほうがいいかもしれません。
11月5日(土)に姶良市市民会館で、義弘をテーマにした講演をやりますので、その前景気も兼ねて、これから何回か記事にしたいと思っています。ご期待下さい。

よろしければ、下記をクリックして下さい。
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【2011/09/20 10:46】 | 信長
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お願い
政宗
先生のファンなんですが、
お願いがあります。
「信長帝王伝」の3巻を、
ぜひお願いします。


ぶるぼん
義弘の愛馬が83歳まで生きたとは初めて知りました。
しかも牝馬だったのですか。驚きです。
呂布の赤兎馬も30年ぐらい生き、
サラブレッド最長記録のシンザンですら36歳なのに(世界記録は42歳)。
JR伊集院駅前の義弘騎馬像はやはり彼女がモデルなんでしょうね。

信長帝王伝
桐野
政宗さん

あちゃー、その本ですか(汗)。

2巻で止まったままで、すみません。
時折、続編をという要望はあります。
自分でも3巻で打ち止めのつもりで、大まかなストーリーは考えていたんですけどね。
間が空きすぎましたし、版元も今さらと思っているかも知れません。

紫かも
桐野
ぶるぼんさん

83歳はいかにもですねえ(笑)。
でも、なぜそのように伝承されているのか興味はあります。義弘伝説のひとつかもしれませんね。

ちなみに、伊集院駅の銅像は関ヶ原のときをイメージしていたと記憶しています。
そのときの馬はたしか「紫」という名前だったと思います。退き口で堺・大坂まで一緒に牽いてきて,薩摩には連れて帰れないので、住吉大社に奉納したと史料にはあります。

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この記事へのコメント
お願い
先生のファンなんですが、
お願いがあります。
「信長帝王伝」の3巻を、
ぜひお願いします。
2011/09/21(Wed) 02:03 | URL  | 政宗 #wkcnVBG6[ 編集]
義弘の愛馬が83歳まで生きたとは初めて知りました。
しかも牝馬だったのですか。驚きです。
呂布の赤兎馬も30年ぐらい生き、
サラブレッド最長記録のシンザンですら36歳なのに(世界記録は42歳)。
JR伊集院駅前の義弘騎馬像はやはり彼女がモデルなんでしょうね。
2011/09/21(Wed) 07:25 | URL  | ぶるぼん #41Gd1xPo[ 編集]
信長帝王伝
政宗さん

あちゃー、その本ですか(汗)。

2巻で止まったままで、すみません。
時折、続編をという要望はあります。
自分でも3巻で打ち止めのつもりで、大まかなストーリーは考えていたんですけどね。
間が空きすぎましたし、版元も今さらと思っているかも知れません。
2011/09/21(Wed) 11:19 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
紫かも
ぶるぼんさん

83歳はいかにもですねえ(笑)。
でも、なぜそのように伝承されているのか興味はあります。義弘伝説のひとつかもしれませんね。

ちなみに、伊集院駅の銅像は関ヶ原のときをイメージしていたと記憶しています。
そのときの馬はたしか「紫」という名前だったと思います。退き口で堺・大坂まで一緒に牽いてきて,薩摩には連れて帰れないので、住吉大社に奉納したと史料にはあります。
2011/09/21(Wed) 11:22 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
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