歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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またいろいろいただきました。
ご紹介が遅れてすみません。

長塚 孝さんから
図録『ススメ! 小田原北条氏』 馬の博物館 2011年

長塚さんは横浜根岸台にある馬の博物館の学芸員です。以前からいろいろお世話になっています。
いまちょうど、表題の展示が開かれています。12月4日(日)までです。もっと早くご紹介すべきでした。
タイトルの通り、後北条氏領国内の街道管理についての展示のようです。あまり注目されませんが、戦国大名にとっては軍事や物流などのためには重要不可欠な政策でした。
後北条氏の領内統治はとても精緻という印象がありますが、街道の整備や管理もそうだったのでしょうね。
軍勢の着到定書や伝馬手形など一次史料の写真も興味深いですね。
それと、後北条氏が滅びたのちですが、寛永期の「小田原城下図屏風」も写真が掲載されています。
不勉強ゆえ、このような屏風図があるとは初めて知りました。
金箔を多用した鮮やかな絵ですね。
展示は今週いっぱいまでですが、興味のある方はぜひ見学して下さい。
詳しい展示案内はここです。


角 明浩さんから
①「『家忠日記』にみられる会所の文芸」 『松平家忠日記と戦国社会』 久保田昌希編 岩田書院 2011年
②「中世越前における豊原寺の再考察―一次史料からのアプローチを中心に―」 『山岳修験』48号 日本山岳修験学会 2011年
③書評「由谷裕哉・時枝務編『郷土史と近代日本』」 『北陸宗教文化』24号 北陸宗教文化学会 2011年

角(かど)さんは福井県坂井市の「みくに龍翔館」学芸員です。
以前、在京されていた頃、輪読会をご一緒していました。
3点とも今年掲載分で、精力的に研究されている様子、頼もしい限りです。
①は有名な武家日記ですが、松平家忠は関ヶ原合戦の前哨戦となった伏見城攻防戦で籠城し、討死しました。
三河深溝城主時代から、熱心に連歌興行をしていたことがわかりました。私も同日記はよく使っていますが、連歌や茶の湯の記事は注目したことがなく、これほどの回数を実施していることに驚きました。
②は、越前国の北部にある白山系寺院の豊原寺の盛衰をまとめたものです。私はまったく門外漢なので、十分咀嚼しきれませんが、信長と越前一向一揆との関係もあるようです。天正2年(1574)の一揆の蜂起のときには、七里頼周が陣を置き、翌3年、信長の越前攻めで焼亡してしまったとのこと。


柴裕之さんから
『尾張織田氏』 論集戦国大名と国衆6 岩田書院 2011年

柴さんは織豊期の若手研究者(東洋大学非常勤講師)で、近年、信長関係の意欲的な論文を公表されています。
私も以前から注目しており、拙著でも参考・引用させていただきましたが、じつはまだご挨拶したことがありません。国会図書館や某図書館などでお見かけしたことはあります。今度お会いしたら、ちゃんと御礼の挨拶をしないといけません。
同論集は戦国史研究会の中心メンバーの方々の編著のシリーズ。編者の解説とテーマに即した既発表の重要論文を収録したもののようです。
本書は柴さんが総論を担当し、新井喜久夫、杉村豊、小島廣次、鳥井和之、下村信博、横山住雄の諸氏の論文が掲載されています。
私は尾張織田氏や尾張時代の信長はとてもうといので、これでまとまって勉強できそうです。

以上、お三方有難うございました。

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【2011/11/30 21:01】 | 新刊
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