歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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週刊朝日
少しご紹介が遅れたが、先月29日からの週発売の「週刊朝日」11月9日号。
表紙は韓流女優のチェ・ジウさんです。詳しくはここ

週刊司馬遼太郎」という司馬作品の舞台を改めて紀行するという企画が、いよいよ『翔ぶが如く』の巻になりました。

初回の鹿児島取材は圧巻です。
文章も薩摩気質をよく拾い上げたものですし、「銅像王国」(勝手な造語です)鹿児島のせいか、銅像をたくさん集めてコラージュっぽくまとめた見開き頁など迫力満点です。
地元の研究者松尾千歳氏(尚古集成館副館長)も登場し、まことに面白いエピソードを語っています。松尾氏は福岡県ご出身ですが、同じ九州でも、鹿児島とのカルチュラルショックに困惑されたこともあった様子がうかがえて興味深かったです。

最後に大河ドラマ「翔ぶが如く」の脚本家、小山内美江子氏のインタビューが載っています。彼女も母上が鹿児島ご出身だったとは知りませんでした。司馬さんとの面白いやりとりを回想されています。

この連載はおそらく6回程度続くのではないかと思います。
私も登場するかもしれず、よろしかったらご覧下さい。

DVD翔ぶが如く
翔ぶが如く2


なお、関連ニュースですが、かつてのNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」の完全収録版DVDの「第壱集」が発売されました。「第弐集」もクリスマス前に発売されるようです。詳しくはここここです。
総集編DVDでは飽き足らなかった方もこれでご満悦でしょう。ただ、値段が……。
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【2007/11/04 09:43】 | 幕末維新
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銅像王国薩摩
ぼっけもん新聞
 先日、友人が鹿児島旅行に出かけてきました。
友人の感想の中に「銅像王国」がありました。
鹿児島県人以外から見ると、不気味だったとのこと。
新鮮な意見でした。
 最近の私は、薩摩人以外が記している書籍を読むようにしています。
もちろんアーネストサトウなど外国人物も含めてです。
 彼らの視点の方が、客観視しているので面白く思えます。
 良い書籍をご存知であれば、教えてください。
「飛ぶが如く」のDVD、欲しいですが、高いですね。
アマゾンなどで早々に中古品がでることを祈ります。



調所
そういえば私の知人に熊本県出身の人がいて、福岡県や大分県など九州各地を回ったが、鹿児島県に来て初めて何か違和感を感じた。と申しておりました。

客観的視点
桐野
ぼっけもんさん、こんばんは。

友人の方は「銅像王国」を不気味に感じられましたか(笑)。
じつは、私の友人(東京在住)も初めて鹿児島二行き、銅像が多いのにびっくりしたと言っておりました。でも、それは不快感とか違和感のニュアンスではなかったです。料理がおいしかったらしく、また行きたいと言っておりました。

客観的な視点というのは大事ですね。
アーネスト・サトウの『一外交官の見た明治維新』(岩波文庫)をご覧になったのでしょうか?
サトウはいかにも外国人らしい興味で書いており、まことに面白いですが、根底には薩摩や薩摩人への「愛」が感じられますね。外国人のサトウにそう感じさせたものは何だったのでしょうね。


お帰りなさい
桐野
調所さん、こんばんは。

無事帰京されたようですね。お疲れさまでした。

熊本県の人さえ違和感を覚えますか。
やっぱりどこか違うところがあるんでしょうね。
それは県民性とか独自の特質なんでしょうけど、それをプラスと見るか、マイナスと見るか、難しいところです。
他と一緒もつまらないですが、かといってただの頑固でもという気もしますね。


ぼっけもん新聞
『一外交官の見た明治維新』(岩波文庫)を読みました。
日本語を巧みに操るサトウだからこそ、偏見に凝り固まらず、他藩との違いを冷静に判断できたのでしょうね。
 今は、宮本常一の「忘れられた日本人」を読んでいます。
西南戦争で熊本城下が焼失した後の復興に関わった長州の増田伊太郎の話(征韓論賛成派で大法螺吹の村長の話など)当時の民間人の視点が面白く感じます。
また、阿井景子「西郷家の女たち」は、西郷の良い部分だけで構成された小説とは一味違った視点が、人間西郷を描いていて面白く感じました。
 まだまだ所持しているだけで、読んでいない可哀想な書籍がありますので一冊づつ大切に読んでいきたいと思います。

 そうえいば「銅像王国」を不気味に感じた友人でしたが、格安料金の温泉に感動したので、また行きたいと話していました。
鹿児島の魅力は、歴史だけではなく「食」と「温泉」もありますからね。

銅像王国?
ばんない
銅像過疎国から(汗)こんばんは。そういえば以前住んでいたところも今住んでいるところも代表的な駅の前に銅像がありません。銅像といえば小学校の校庭にたたずむ薪をしょったお兄ちゃんしか印象がありません(爆)
○○年鹿児島に行ったことがないので気にもしてなかったのですが、そんなに鹿児島は銅像所有比率が高いのでしょうか。『週刊朝日』読んでみますね。

銅像は旧共産国のレーニン像や記憶に新しいところではイラクのフセイン大統領像など独裁強権国家のイメージが強いですし、個人的には余りいい印象がないですね。

鹿児島に銅像が多いというのは、どうも廃仏毀釈で過去につながる物を一切失ったことに関係がありそうな気がします。ただ、そのかわりに作った物が上記に述べたような性格を持つ「銅像」と言うところに鹿児島の気質というのが見えるような。

廃仏毀釈か
桐野
ばんないさん、こんばんは。

鹿児島に銅像が多いのは廃仏毀釈の影響でしょうか。

ただ、銅像は幕末系が多くて、ほとんどが廃仏毀釈のあとのような気もします。
問題は、廃仏毀釈以前、とくに戦国時代でしょうか。

なんやかやといいながら、鹿児島でも戦国以前は無視されているのでは。銅像は義弘だけじゃないですかね?
忠久の銅像もないですよね。


過去へのノスタルジー
ばんない
こんにちは。

ご意見ありがとうございます。肝心の『週刊朝日』を荒天で本屋or図書館にたどり着けず未だに読めてませんが(汗)

いろんな国とか民族とか地域でも過去の歴史への執着というかノスタルジーがある物だと思うのですが、鹿児島の場合は廃仏毀釈だけじゃなくて、西南戦争、わずかに残った物も第二次世界大戦の空襲などでほとんど丸焼けになってます。地元出身の名士達の史料も東京の博物館や図書館などの所蔵になっていて、地元には余り残ってないですし…墓も地元・鹿児島に作ってない方が多いですね。その代わりの「銅像」なんじゃないかという印象があります。
維新関連を自慢すると言えば山口県なんかすごい、というより酷い(苦笑)に近い物がありましたが、鹿児島ほど銅像王国じゃないと思います。思い返すと山口県は高杉晋作の旧邸などいろんな史跡や建物が残ってるんですよね。

鹿児島県の史跡が維新ばかりを強調してそれ以前がどーでも良くなっているのは、やっぱり秀吉に負けて降伏したというラストシーンがかっこよくない…と思っている人が鹿児島県民には多いのでは、という意見をどこかで見た記憶があります。それに比べると明治維新~西南戦争の流れは栄光と破滅的な終末までドラマとしてもかっこいいですし(事実大河ドラマになりましたが)。
あと、私が思うには西目(薩摩半島)と東目(大隅半島)の対立も影を落としているように考えます。維新は西目も東目も関係ないですから。

島津家も修久氏のご子息が帰郷されたようですが、今後の活動は維新ネタを中心にされるようですね。戦国ネタは最後の辺りで沖縄も絡んでくるし、いろいろとややこしいからでしょうか。


とおりすがりk
昔 太平洋戦争後 西郷さんの銅像のサーベルを折って
盗んで 売った馬鹿者がいたそうです。
鹿児島には、多分その後生活はできなかったんじゃないかと。
川路大警視像は県警本部の前にあるので いたずらなんぞすれば 重大事件でしょうw

御紹介の京都の事は 学生のあまえ、選民意識、変な特権意識を感じる田舎の凡人でした。

削除
ばんない
当方のコメントに対し、不快感を示される方がいらっしゃったようなので、削除させていただきました。
御覧に為られた方にはお目汚し失礼しました。
質疑のある方はこの記事ではなくURLにある拙ブログまでお願いします。

いたずら
桐野作人
とおりすがりさん、こんばんは。

西郷道増のサーベルの話は私も聞いたことがあります。
川路大警視銅像にいたずらできる猛者はおそらくいないでしょうね(笑)。
まあ、最近の志布志事件などを見れば、鹿児島県警はあの銅像に顔向けできるのかという気もしますが……。
天保山にある坂本龍馬・お龍像はペンキを塗られるいたずらをされましたが、むしろ、あれで市民に認知されたような。

いえいえ
桐野作人
ばんないさん、こんばんは。

削除されたコメント、じつは私はちゃんと理解できないままでした(爆)。
それほど過剰反応されなくてもとは思いましたが、削除されたなら、致し方ありませんね。

これに懲りずにまた書いて下さいね。

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この記事へのコメント
銅像王国薩摩
 先日、友人が鹿児島旅行に出かけてきました。
友人の感想の中に「銅像王国」がありました。
鹿児島県人以外から見ると、不気味だったとのこと。
新鮮な意見でした。
 最近の私は、薩摩人以外が記している書籍を読むようにしています。
もちろんアーネストサトウなど外国人物も含めてです。
 彼らの視点の方が、客観視しているので面白く思えます。
 良い書籍をご存知であれば、教えてください。
「飛ぶが如く」のDVD、欲しいですが、高いですね。
アマゾンなどで早々に中古品がでることを祈ります。
2007/11/04(Sun) 21:36 | URL  | ぼっけもん新聞 #-[ 編集]
そういえば私の知人に熊本県出身の人がいて、福岡県や大分県など九州各地を回ったが、鹿児島県に来て初めて何か違和感を感じた。と申しておりました。
2007/11/04(Sun) 22:00 | URL  | 調所 #-[ 編集]
客観的視点
ぼっけもんさん、こんばんは。

友人の方は「銅像王国」を不気味に感じられましたか(笑)。
じつは、私の友人(東京在住)も初めて鹿児島二行き、銅像が多いのにびっくりしたと言っておりました。でも、それは不快感とか違和感のニュアンスではなかったです。料理がおいしかったらしく、また行きたいと言っておりました。

客観的な視点というのは大事ですね。
アーネスト・サトウの『一外交官の見た明治維新』(岩波文庫)をご覧になったのでしょうか?
サトウはいかにも外国人らしい興味で書いており、まことに面白いですが、根底には薩摩や薩摩人への「愛」が感じられますね。外国人のサトウにそう感じさせたものは何だったのでしょうね。
2007/11/04(Sun) 22:53 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
お帰りなさい
調所さん、こんばんは。

無事帰京されたようですね。お疲れさまでした。

熊本県の人さえ違和感を覚えますか。
やっぱりどこか違うところがあるんでしょうね。
それは県民性とか独自の特質なんでしょうけど、それをプラスと見るか、マイナスと見るか、難しいところです。
他と一緒もつまらないですが、かといってただの頑固でもという気もしますね。
2007/11/04(Sun) 23:07 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
『一外交官の見た明治維新』(岩波文庫)を読みました。
日本語を巧みに操るサトウだからこそ、偏見に凝り固まらず、他藩との違いを冷静に判断できたのでしょうね。
 今は、宮本常一の「忘れられた日本人」を読んでいます。
西南戦争で熊本城下が焼失した後の復興に関わった長州の増田伊太郎の話(征韓論賛成派で大法螺吹の村長の話など)当時の民間人の視点が面白く感じます。
また、阿井景子「西郷家の女たち」は、西郷の良い部分だけで構成された小説とは一味違った視点が、人間西郷を描いていて面白く感じました。
 まだまだ所持しているだけで、読んでいない可哀想な書籍がありますので一冊づつ大切に読んでいきたいと思います。

 そうえいば「銅像王国」を不気味に感じた友人でしたが、格安料金の温泉に感動したので、また行きたいと話していました。
鹿児島の魅力は、歴史だけではなく「食」と「温泉」もありますからね。
2007/11/05(Mon) 00:35 | URL  | ぼっけもん新聞 #-[ 編集]
銅像王国?
銅像過疎国から(汗)こんばんは。そういえば以前住んでいたところも今住んでいるところも代表的な駅の前に銅像がありません。銅像といえば小学校の校庭にたたずむ薪をしょったお兄ちゃんしか印象がありません(爆)
○○年鹿児島に行ったことがないので気にもしてなかったのですが、そんなに鹿児島は銅像所有比率が高いのでしょうか。『週刊朝日』読んでみますね。

銅像は旧共産国のレーニン像や記憶に新しいところではイラクのフセイン大統領像など独裁強権国家のイメージが強いですし、個人的には余りいい印象がないですね。

鹿児島に銅像が多いというのは、どうも廃仏毀釈で過去につながる物を一切失ったことに関係がありそうな気がします。ただ、そのかわりに作った物が上記に述べたような性格を持つ「銅像」と言うところに鹿児島の気質というのが見えるような。
2007/11/05(Mon) 22:14 | URL  | ばんない #kyBjvhlc[ 編集]
廃仏毀釈か
ばんないさん、こんばんは。

鹿児島に銅像が多いのは廃仏毀釈の影響でしょうか。

ただ、銅像は幕末系が多くて、ほとんどが廃仏毀釈のあとのような気もします。
問題は、廃仏毀釈以前、とくに戦国時代でしょうか。

なんやかやといいながら、鹿児島でも戦国以前は無視されているのでは。銅像は義弘だけじゃないですかね?
忠久の銅像もないですよね。
2007/11/07(Wed) 01:23 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
過去へのノスタルジー
こんにちは。

ご意見ありがとうございます。肝心の『週刊朝日』を荒天で本屋or図書館にたどり着けず未だに読めてませんが(汗)

いろんな国とか民族とか地域でも過去の歴史への執着というかノスタルジーがある物だと思うのですが、鹿児島の場合は廃仏毀釈だけじゃなくて、西南戦争、わずかに残った物も第二次世界大戦の空襲などでほとんど丸焼けになってます。地元出身の名士達の史料も東京の博物館や図書館などの所蔵になっていて、地元には余り残ってないですし…墓も地元・鹿児島に作ってない方が多いですね。その代わりの「銅像」なんじゃないかという印象があります。
維新関連を自慢すると言えば山口県なんかすごい、というより酷い(苦笑)に近い物がありましたが、鹿児島ほど銅像王国じゃないと思います。思い返すと山口県は高杉晋作の旧邸などいろんな史跡や建物が残ってるんですよね。

鹿児島県の史跡が維新ばかりを強調してそれ以前がどーでも良くなっているのは、やっぱり秀吉に負けて降伏したというラストシーンがかっこよくない…と思っている人が鹿児島県民には多いのでは、という意見をどこかで見た記憶があります。それに比べると明治維新~西南戦争の流れは栄光と破滅的な終末までドラマとしてもかっこいいですし(事実大河ドラマになりましたが)。
あと、私が思うには西目(薩摩半島)と東目(大隅半島)の対立も影を落としているように考えます。維新は西目も東目も関係ないですから。

島津家も修久氏のご子息が帰郷されたようですが、今後の活動は維新ネタを中心にされるようですね。戦国ネタは最後の辺りで沖縄も絡んでくるし、いろいろとややこしいからでしょうか。
2007/11/07(Wed) 12:34 | URL  | ばんない #kyBjvhlc[ 編集]
昔 太平洋戦争後 西郷さんの銅像のサーベルを折って
盗んで 売った馬鹿者がいたそうです。
鹿児島には、多分その後生活はできなかったんじゃないかと。
川路大警視像は県警本部の前にあるので いたずらなんぞすれば 重大事件でしょうw

御紹介の京都の事は 学生のあまえ、選民意識、変な特権意識を感じる田舎の凡人でした。
2008/02/27(Wed) 20:32 | URL  | とおりすがりk #-[ 編集]
削除
当方のコメントに対し、不快感を示される方がいらっしゃったようなので、削除させていただきました。
御覧に為られた方にはお目汚し失礼しました。
質疑のある方はこの記事ではなくURLにある拙ブログまでお願いします。
2008/02/27(Wed) 22:55 | URL  | ばんない #kyBjvhlc[ 編集]
いたずら
とおりすがりさん、こんばんは。

西郷道増のサーベルの話は私も聞いたことがあります。
川路大警視銅像にいたずらできる猛者はおそらくいないでしょうね(笑)。
まあ、最近の志布志事件などを見れば、鹿児島県警はあの銅像に顔向けできるのかという気もしますが……。
天保山にある坂本龍馬・お龍像はペンキを塗られるいたずらをされましたが、むしろ、あれで市民に認知されたような。
2008/02/29(Fri) 01:03 | URL  | 桐野作人 #hxjklqKc[ 編集]
いえいえ
ばんないさん、こんばんは。

削除されたコメント、じつは私はちゃんと理解できないままでした(爆)。
それほど過剰反応されなくてもとは思いましたが、削除されたなら、致し方ありませんね。

これに懲りずにまた書いて下さいね。
2008/02/29(Fri) 01:05 | URL  | 桐野作人 #hxjklqKc[ 編集]
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