歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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日次記です。

3月16日(日) 天晴
午後から高田馬場に出かけた。
韓国留学生のキム君と会うためである。

キム君とはW大学の大学院のK保先生のゼミで知り合った。
このゼミは『上井覚兼日記』を読んでおり、私も特別に参加させていただいていた。
キム君は島津氏を研究テーマにしようと思っていたらしく、このゼミに研究生として参加していた。
ゼミコンパで席が隣り合って親しく話したことから、その後もメールのやりとりなどしていた。
彼からは島津氏関係の史料について何度か質問があったので、私もできるかぎり答えた。

何といっても、韓国人の彼が秀吉の朝鮮侵略で「鬼石曼子」(鬼島津)と恐れられた島津氏を研究するというのだから、痛快である。私が「何と奇特な人だ」と関心を抱くのも無理からぬところ。彼の関心が奈辺にあるのか、いろいろ聞き出したものである。

彼は日本で大学院への進学を希望していたが、やはり日本語とくずし字が難関だったらしく、叶わなかった。
それで、いったん国へ帰り、国の大学院に入るという。まだ若いから、これからもチャンスがあるだろう。
離日が迫っていて、彼から一度会いたいと電話をもらったので、会うことにした。

一緒に食事をしながら、いろいろ話した。
彼は島津氏のほかに、漢字に非常に興味を持っていて、中国・韓国・日本で漢字の意味や使い方に微妙なズレがあるのを発見して、これを比較検討できないかといった話をしてくれた。
彼の詳細なメモを見せてもらったが、難しい漢字がびっしり書かれていて、ハングルのお国ながら、漢字にかなり精通しているようだった。

「面白いんですよ」と言って彼が話してくれたのが、悪い道から更生することを、日本では「足を洗う」というけど、韓国や中国では「手を洗う」というとか。
その他、面白い事例をたくさん話してくれた。また日本語の微妙なニュアンスの違いを聞かれたので、私見を述べたりした。

帰国にあたって、『上井覚兼日記』だけでなく、『島津家文書』3巻、『本藩人物誌』など、島津氏関係の多くの本を買い込んで荷作りのまっ最中だという。

彼から、意外なプレゼントがあった。ゼミコンパで私がお気に入りの韓流女優の話をしたのを覚えていてくれたらしく、彼女の動画や写真がいっぱい入ったCDをプレゼントしてくれた。感激!!
私も自署した拙著を贈った。また島津氏関係でわからないことがあったら、遠慮なくメールしてと伝え、日本か韓国での再会を誓って別れた。

彼の前途が開けることを祈るのみ。

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【2008/03/17 23:10】 | 日次記
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