南日本新聞連載「
さつま人国誌」第55回
―苛烈な処分と名誉回復―連載が更新になりました。
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今回は表題のとおりで、寺田屋事件の後日談を書きました。
この事件は幕末薩摩藩にとってはあまり語りたくないものかもしれません。
しかし、たとえ暗部であろうと、歴史的事実であるかぎり、直視する必要があると思います。
近年、この事件を単なる藩内の内肛と見るだけでなく、大きな政治的背景をもった事件であり、薩摩藩内の路線闘争だったという指摘もあります。とりわけ、有馬新七らが藩外、とくに長州の尊攘派と結合し、藩の枠を超えた大きな政治運動にしようとしていたことも明らかになっております。それに対して、久光がライバルである長州藩に主導権を奪われる危機感から、断固たる処置に出たのだともいわれております。
今回はそうした政治的背景よりも、事件後のことに焦点を当てました。
次回は、寺田屋事件に関わった藩外人の知られざる悲劇を書きたいと思っております。
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