歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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先月中旬、京王文化探訪のツアーで鹿児島をめぐった。
遅ればせながら、その報告を簡単に。

最初は篤姫を中心に幕末薩摩の史跡をめぐるのだと考えていたが、じつはそんな単純なものではなかった。ツアーのタイトルが、

「薩摩隼人の在所に姶良の土魂を探る旅」
―坊津鑑真和上と天璋院篤姫の風土を歩く―


とても、ふつうのツアーではないことはおわかりだろう。
タイトルにある「土塊」は「士魂」ではない。あくまで「土」なのだ。
その証拠に、2泊3日のツアーのうち、「土」を採取する場所が2カ所もあった。
ひとつは姶良郡重富のあたりで、シラス台地の崖からシラスの「土」を削るイベント。さすがにみなさん、「なぜ」という顔でキョトンとしていた(笑)。
もうひとつは、坊津の鑑真和上上陸の浜の砂を取ること。これは地元の方が集めて下さり、みなさんでいただいた。素敵な貝殻も混じっていた。多謝。

以下、気になったポイントや印象深いところや面白い写真を紹介します。

1,発掘された隼人塚
だいぶ昔に一度見たことがあったが、そのときと景観が変わっていて驚く。
発掘調査があって、埋まっていた部分が掘り起こされ、四天王像などがきちんと配列されていた。
近くに記念館もできていた。
隼人塚


2,シラス台地の崖と建昌城跡
上記のシラス削りの光景。晴れていたからよかったものの、雨の日だったら、あまり近づきたくない場所。驚いたのは、入口にあった案内板。
シラス台地の上が建昌城跡だったのだ。
建昌城は島津家久がこだわった城。
関ヶ原合戦後、鶴丸城を普請するが、同時に要害堅固な建昌城の普請もやろうとしていた。
結局、財政多難で中途で断念したが。
シラス削り

建昌城


3,小松帯刀の園林寺墓地
日吉町の吉利(現・日置市)にある小松帯刀の墓。
これまで2回行っていたが、大河ドラマの放映後は初めて。
すっかり様変わりしていた。駐車場やトイレもできており、墓所入り口には案内所や看板も。
そして、墓の途中の空き地には「小松の森」といった憩いの場?までできていた(驚)。
小松の森


4,石橋公園
かつて甲突川にかかっていた五橋。安政年間、肥後の石工岩永三五郎がつくった名橋群だったが、十数年前の大洪水で2つの橋(武之橋、新上橋)が流されてしまった。
そして、残りの3橋も、ここ石橋公園に移された。
写真は西田橋。
どこかで見た覚えがありませんか?
そう、大河ドラマで登場しています。
ドラマでは、CG処理で水がたくさん流れているように見えています。
背後には桜島も見えます。
石橋


5,池田湖の大ウナギ
見ての通り。長さ2メートル、太さ20センチくらい。
昔はもっと大きなウナギを見た記憶があります。
大ウナギ


6,坊津一乗院跡
南薩の古刹として有名でしたが、ご多分にもれず、廃仏毀釈でやられました。
それでも、墓や山門にあったと思われる仁王像などがまだ残っていました。
一乗院


7,ハイビスカス
沖縄ではよく見ますが、本土で見たのは初めて。
これは一乗院跡近くに咲いていました。
坊津は薩摩半島の最西端で、最南端にも近いです。
同じ鹿児島でも私の郷里である北薩では、さすがに見たことがありません。
ハイビスカス


9,鑑真上陸地
鑑真和上はここに初めて上陸の一歩を刻みました。
でも、坊津にいたのはわずか一両日で、すぐ大宰府に向かったそうです。
鑑真上陸



初日は、旧隼人町や国分市をめぐり、帖佐の姶良町歴史民俗資料館、上野原遺跡、島津義久の墓や富隈城跡も行き、霧島の温泉泊。
2日目は日置市の小松帯刀関連や南洲窯、美山の薩摩焼、篤姫生誕地、南洲墓地、西郷南洲終焉の地、岩崎谷などをめぐり、霧島観光ホテル泊。
3日目は、尚古集成館、仙巖園などを見てから、指宿方面へ南下し、今和泉で篤姫関連史跡をめぐり、指宿の温泉泊。
4日目は、開聞岳を見ながら、坊津へ。輝津舘や鑑真記念館を見学してから、知覧に行き、特攻記念館や武家屋敷を見学し、鹿児島空港へ。

コースもレアな場所が多かったし、暑くて日焼けしてしまいました。
高校時代のサークル仲間をはじめ、多くの友人知人と会うこともできました。

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【2008/06/12 01:39】 | イベント
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坊津一乗院
黒豚シャブシャブ
坊津歴史資料センター輝津館の絹本著色八相ねはん図は一見の価値があります。飾られているのは複製で、本物は10月に公開するそうですが、機会があれば見たいと思います。

涅槃図
桐野作人
黒豚シャブシャブさん、こんにちは。

輝津舘の涅槃図の複製は、先日見てきました。
本物はもっと素晴らしいのでしょうね。
でも、残念ながら、見られそうもありませんが。
ご紹介有難うございます。

坊津はとってもよい所でした。


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坊津一乗院
坊津歴史資料センター輝津館の絹本著色八相ねはん図は一見の価値があります。飾られているのは複製で、本物は10月に公開するそうですが、機会があれば見たいと思います。
2008/06/12(Thu) 13:27 | URL  | 黒豚シャブシャブ #-[ 編集]
涅槃図
黒豚シャブシャブさん、こんにちは。

輝津舘の涅槃図の複製は、先日見てきました。
本物はもっと素晴らしいのでしょうね。
でも、残念ながら、見られそうもありませんが。
ご紹介有難うございます。

坊津はとってもよい所でした。
2008/06/13(Fri) 06:39 | URL  | 桐野作人 #hxjklqKc[ 編集]
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