歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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服部半蔵

ある歴史雑誌で服部半蔵正成について書くことになった。はっきりいって私は詳しくないのだ。それでも、企画意図に事件や謎の真相を中心にという注文があったため、信康事件との関連なら書けるかもしれないと思って引き受けた。

執筆に際して、友人の橋場日月氏の『服部半蔵と影の一族』(学研M文庫)を参考にさせていただいた。
いただいてからだいぶ経っていて、遅ればせながらきちんと読みました(すみません)。

非常に詳しく調べられていて感嘆した。とくに、伊予今治藩にいる服部半蔵の直系の子孫が遺した『服部半三武功記』なる史料を発掘し、これを駆使して従来にない服部半蔵像を描き出しているのではと感じた。不勉強でよく知らないが、この史料はよく知られた史料なのだろうか?

ほかにも『勢陽五鈴遺響』『砕玉話』『三州土呂一揆濫觴記』とか、聞いたこともない史料がふんだんに援用されており、目が回るようだった。
『朝野旧聞襃藁』などに収録された記録なのかどうかわからないが、豊富な史料渉猟によって、かつてないほど生き生きした服部半蔵の姿が浮かび上がっているように感じられた。

あと、文章が読みやすい。本文に注記がたくさん付いているが、それほど気にならない。拙著でも同様な体裁のものを出したことがあるが、我ながら読みにくくて辟易した。きっと何か工夫があるのだろう。そのあたりの技術的な面も参考にしたい。

とにかく、なかなかの力作だ。本当に助かりました。

服部半蔵と影の一族
著者:橋場日月
学研M文庫
発行年月:2006年10月
価格(税込):693円
ページ数/版型:320P 15cm
ISBNコード:4-05-901188-6

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【2006/12/25 23:28】 | 戦国織豊
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御礼
橋場
過分のお言葉、痛み入ります。
他の誰に言われるより一番嬉しいです……。

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コメント
この記事へのコメント
御礼
過分のお言葉、痛み入ります。
他の誰に言われるより一番嬉しいです……。
2006/12/26(Tue) 20:58 | URL  | 橋場 #-[ 編集]
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