膏肓記

歴史作家桐野作人のブログ  織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記

 
歴史読本の最新号の掲載誌が届いた。

版元のサイトはまだ更新されていませんが、ここです。

私の連載も9回目になりました。
今回のタイトルは「美濃攻め始まる」。
前回の桶狭間合戦で摘み残した部分も少し追加してます。

尾張(ほぼ)統一、桶狭間合戦の勝利、斎藤義龍の死など、信長に有利な条件がそろっても、美濃一国の平定は困難で、まだ7年もかかります。

今回のポイントは、信長の松平元康と浅井長政との同盟が美濃平定の重要な前提だったことを強調したつもりです。さらに上杉謙信や将軍義輝も巻き込んだ外交戦としても展開されていたという背景事情も加味したつもりです。

とくに浅井長政との同盟は通説よりももっと早かったのではないかと思っております。
それは長政の賢政からの改名と、お市の方との縁組と関わってきます。
近年、宮島敬一氏は『浅井氏三代』(人物叢書)において、お市の方との縁組の年次をかなり遡らせています。なかなか説得力があります。

私もそれに従いながら、浅井氏との同盟が美濃攻めの展開と密接に関連しているという視点で書きました。

次回で、何とか美濃平定まで漕ぎ着けたいと思っています。
そろそろ上洛戦以降に入らないと、今後かなり窮屈になる気がしております。
ともあれ、よかったら読んで下さい。

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