膏肓記

歴史作家桐野作人のブログ  織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記

 
南日本新聞連載「さつま人国誌」第72回
―卑怯な逃走疑われ自刃―

出張中だったため、連載の更新をお知らせするのが遅れました。
左のリンク欄「さつま人国誌」をクリックすれば、ご覧になれます。

今回は、私領一番隊(都城で編制された120人)に属した6人の悲惨について書きました。
私領隊は戊辰戦争で、1番から5番隊まで組織されました。
私領とは、「一所持」と呼ばれる門閥層のことで、私領隊はその家来たちで編成されています。
一番隊は都城島津家の私領(現・宮崎県都城市一帯)に居住する武士団(私領士)から成っていました。

戊辰戦争では、薩摩藩の軍事編成は家格別に行われました。
城下○番隊、外城○番隊、兵具隊(足軽・与力の部隊)といった具合です。

この事件はまったく不幸な不期遭遇でした。
新選組が御香宮に集結していたのは戦意の旺盛を感じさせます。
数日前、近藤勇が狙撃されて負傷し、その報復に燃えていたのかもしれません。

また陪臣から成る私領隊ゆえ、薩軍指揮官から多少差別的な扱いされていなかったのかどうか、そのあたりも事件の背景にないのかという気もします。

大河ドラマ「篤姫」も鹿児島でほぼ観ましたので、近いうちに感想をアップします。
ほかにも、歴史読本の連載の紹介とか、種子島の報告とかも考えております。

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