歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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織田信長に関する在野の研究誌『天下布武』。
織田信長家臣団研究会(事務局:井口友治氏)の会報である。

私も一応会員で、最新号(23号)が送られてきた。
友人の和田裕弘氏やリンク先の泰巌宗安記さんも執筆している(小嶋民部少輔なんてよく知らなかったので勉強になりました)。

今回、個人的に興味深かったのは以下の論考。

井口友治氏「稲葉山城三年包囲説」

信長による稲葉山城攻略がいつなのかという問題はずっと論争があり、近年、永禄10年(1567)8月か9月説に落ち着きつつある。
私もその結論にさほど異議はない。でも、歴読連載でも取り扱ったものの、どうも一抹の違和感を抱いたままだった。それは漠然としたもので、なかなか説明できない感覚的なものだったが、今回の井口論文を読んで、すっかり目の前の霧が晴れたような感じがした。これまでの疑問がすべてストンと腑に落ちた感じである。

信長の稲葉山城包囲が長期にわたったことをこれだけ具体的に述べた論考はないと思われる。
とくに「紹巴冨士見道記」にある信長の桑名侵攻や美濃三人衆の離反についての解釈には刮目させられた。
そうか、そうだったのかという感じ。

もっとも、個人的には自説との関係でやや困ったとも思っている。
信長は美濃統一段階から大名居城を包囲できる大規模な攻城戦が可能な実力を有していたことになる。それはそれでまた考えていくしかない。

ともあれ、井口論文に限らず、この会報はあだやおろそかにできない論考が載るので要注意である。
年会費も1.000円(一口~)とリーズナブルなので、信長に興味ある方は講読されてはいかが。専用サイトあればよいのですが、ないのが残念です。
連絡先を公開していいのかどうか不明なので書きませんが、お問い合せや入会希望の方は私宛てにメール下さい。ブログの左カラムの下にメールフォームがあるのでご利用下さいませ。折り返し連絡先をお教えします。

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【2009/02/20 18:27】 | 信長
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