歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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現在発売中の『歴史読本』4月号。
目次などはここにあります。

今回はスクープ記事です。
坂本龍馬のおそらく140点目と思われる書簡を、不肖私めが発見しましたので、その紹介と解説記事を書きました。
幕末のある越前藩士の子孫宅に所蔵されていたものです。

歴史読本には、書簡のカラーグラビア(30~31頁)と、解説記事(242~49頁)の二本立てで載せてもらい、また表紙にも「特別記事 花押付き龍馬の新書簡発見」と大きく載せてもらいました。

この龍馬書簡の特徴はおおまか2点あります。

ひとつは、2例目となる龍馬の花押が付いていたことです。
1例目はすでに戦前に明らかになっていました。宛所の越前藩士・村田巳三郎氏寿の子孫が展示会に出品したことがありました。
これは原文書は火災によって失われましたが、幸いなことに写真版が残っており、それを和紙に焼き付けた精巧な複製が現在、京都の霊山歴史館によって所蔵されています。
その花押が初例でしたが、龍馬の花押というのは珍しいため、一部では否定的な意見もありました。

しかし、今回、初例とそっくりな花押(しかも、宛所も同じ村田です)を見つけたので、龍馬が花押を書いていたことは確実になりました。

特徴の第二は、書簡中に薩摩藩士の大物、岩下佐次右衛門方平(当時、大目付、のち家老)の名前が登場することです。龍馬が岩下と接触したのはいつなのか?
それについても、少し詳しく考証しました。

龍馬の生涯でもあまり史料がない空白期にあたりますので、貴重な書簡ではないかと思っています。

今回の記事掲載にあたり、書簡の公表を許可していただいた所蔵者の方、霊山歴史館の木村幸比古・武仁両氏、東京龍馬会の皆川真理子氏には大変お世話になりました。記して謝意を述べたいと思います。

なお、今月号は「2010年はとことん龍馬」というミニ特集で、私の記事のほか、宮川禎一氏(京都国立博物館)の「目撃された千葉佐那」という記事も掲載されています。佐那が宇和島伊達家の江戸藩邸に奉公して、お姫様に武芸の稽古をつけていたことなど、貴重な史実が明らかになっています。合わせてご覧下さい。

そして同誌には、私の連載記事「信長―狂乱と冷徹の軍事カリスマ―」も載っています。
今回は第28回「天正の世の始まり」と題して、天正への改元、有名な薄濃(はくだみ)の一件、蘭奢待切り取り、伊勢長島一向一揆の殲滅などを書いています。こちらもご愛読のほど、よろしく。
次回はいよいよ長篠合戦です。

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【2010/02/25 00:09】 | 新刊
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桐野先生!
小林 哲也
小林哲也です。記事読まさせていただきました。新書簡が発見されたことに、驚きとともに大きな感動を覚えました。元治元年は龍馬年表で空白期ですし、書簡の発見で龍馬と薩摩の関係性の研究に新しい光が当たれば、幕末維新研究が深まればと感じております。お話が伺えれば嬉しいです。

御礼
桐野
小林哲也さん、こんばんは。

さっそく拙稿を読んでいただき、有難うございます。
龍馬の書簡を自分で発見するなんて、よほどの幸運だと思います。自分の運のかなりの部分を使いきったかもしれません(笑)。
小林さんも勉学・研究の進展をお祈りします。


小林 哲也
ありがとうございます!

大発見!
森重和雄
桐野さま

こんにちは!
歴史読本読め読ませていただきました。
すごいですね。


いえいえ
桐野
森重和雄さん、こんばんは。

たまたまのまぐれですよ。
拙稿にご意見などいただければ幸いです。

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この記事へのコメント
桐野先生!
小林哲也です。記事読まさせていただきました。新書簡が発見されたことに、驚きとともに大きな感動を覚えました。元治元年は龍馬年表で空白期ですし、書簡の発見で龍馬と薩摩の関係性の研究に新しい光が当たれば、幕末維新研究が深まればと感じております。お話が伺えれば嬉しいです。
2010/02/25(Thu) 14:25 | URL  | 小林 哲也 #-[ 編集]
御礼
小林哲也さん、こんばんは。

さっそく拙稿を読んでいただき、有難うございます。
龍馬の書簡を自分で発見するなんて、よほどの幸運だと思います。自分の運のかなりの部分を使いきったかもしれません(笑)。
小林さんも勉学・研究の進展をお祈りします。
2010/02/28(Sun) 00:02 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
ありがとうございます!
2010/02/28(Sun) 15:07 | URL  | 小林 哲也 #-[ 編集]
大発見!
桐野さま

こんにちは!
歴史読本読め読ませていただきました。
すごいですね。
2010/03/01(Mon) 02:42 | URL  | 森重和雄 #-[ 編集]
いえいえ
森重和雄さん、こんばんは。

たまたまのまぐれですよ。
拙稿にご意見などいただければ幸いです。
2010/03/03(Wed) 19:32 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
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