歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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この間、いろいろな方から、ご高著やご論考をいただいたまま、お礼もご紹介もできずに心苦しい思いをしております。
そこで、とりあえず、お名前と書名・論文名などをご紹介してお礼に代えたいと思います。
またそれらについては別の機会に論評させていただければと存じます。

いただいたものの新しい順でご紹介しておきます。


まず、宇喜多氏研究を精力的に行っている気鋭の大西泰正氏からいくつかいただきました。

大西泰正『豊臣期の宇喜多氏と宇喜多秀家』 岩田選書・地域の中世史7 岩田書院 2010年
大西泰正「宇喜多秀家と豊臣政権」 『年報赤松氏研究』3号 2010年
大西泰正「洛陽浮田町の松」 『桃山歴史・地理』44号 2009年

 附:同氏は近いうちに「宇喜多騒動をめぐって―光成準治著『関ヶ原前夜』第五章への反論―」『日本史研究』掲載予定という論考も公表される予定とか。

次に、古くからの知友で、いまも『兼見卿記』輪読会の仲間であり、諸学会で活躍している川戸貴史氏からいただきました。私などはせっかく『兼見卿記』を読みながら、その成果を十分に活かしきれていませんが、川戸氏はさすがに目の付け所が違いました。そういう切り口もあったかという感じです。
なお、川戸氏には現段階の主著といえる『戦国期の貨幣と経済』吉川弘文館 2008年もあります。学位論文をまとめられたものです。これも以前、いただきながら不義理しておりました。申し訳なかったです。

川戸貴史「一六世紀後半京都における貨幣の使用状況―『兼見卿記』の分析から―」 『東京大学史料編纂所研究紀要』20号 2010年

これも古い友人ですが、実際は川戸さんと同世代の若手です。以前、彼女からある信長文書について質問を受けました。信長の尾張時代のことで、私がもっとも苦手とする分野でしたから、畏友の和田裕弘氏をご紹介しました。そうした関係から、その成果を恵贈していただきました。

小松原瑞穂「館蔵 織田信長書状」『堺市博物館報』28号 2009年

存じ上げない方からもご著書を送っていただきました。龍馬本は汗牛充棟の如く世間にあふれておりますが、瞥見したところ、いくつか鋭い指摘もあるようです。

山本栄一郎『実伝・坂本龍馬―結局、龍馬は何をしたのか』 本の泉社 2010年

太田牛一『信長記』の共同研究の仲間である黒嶋敏氏からも、私の守備範囲ともっとも重なるご論考をいただいていたのに、ご紹介が遅れてしまいました。このテーマについては、私も一度内輪の発表をしたことがあったのですが、それを完膚無きまでに打ち破られた感がしております。不勉強を恥じ入った次第です。

黒嶋 敏「織田信長と島津義久」 『日本歴史』741号 2010年

お会いしたことはありませんが、メールその他で交流を続けている関西の若手研究者平出真宣氏からもいただきました。平出さんは以前、若手研究者たちが刊行した『室町・戦国期研究を読みなおす』思文閣出版に「戦国期政治権力論の展開と課題」という論考を寄せられており、それが非常によくまとまった研究史の整理だったので印象に残りました。以前、当ブログでもご紹介しました。ここです。

平出真宣「上杉謙信の軍事編成の特質」 『新しい歴史学のために』275号 2009年

最後に永年の畏友である堀新氏の著書です。堀新氏は私より年下ですが、私の蒙を啓いてくれた先学でして、永年、『晴豊記』や『兼見卿記』の輪読会をご一緒しております。彼の鋭い着眼や贅肉を徹底的に削ぎ落とした論考はいつも学ばせてもらっております。今回は待望の通史的な概説書を上梓されて、私としても、彼の仕事を改めて通観させてもらうことができました。とくに射程が鎖国までを扱っており、中近世移行期の政治史が簡潔ながら活写されています。

堀 新『天下統一から鎖国へ』日本中世の歴史7 吉川弘文館 2010年

ほかにもいただいたものがあったかもしれませんが、現在、仕事場が取り散らかり、惨憺たる状態でして、お許しいただきたいと思います。発掘もとい、見つかったらまたご紹介させていただきます。

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【2010/04/24 09:45】 | 新刊
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こちらこそありがとうございます。
zeigen
拙著等ご紹介いただいて恐縮です。大西です。
なにぶんにも、どれもこれも至らぬ点ばかりですが、
今後とも宜しくご指導のほどお願いいたします。

読むのが楽しみです
桐野
zeigenさん、こんばんは。

ご高著・ご論考有難うございました。
いまなかなか読む時間がとれませんが、読むのを楽しみにしています。
宇喜多氏のことを信頼できる史料に基づいて通時的に読める好著だと思っています。
これからもよろしく。

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こちらこそありがとうございます。
拙著等ご紹介いただいて恐縮です。大西です。
なにぶんにも、どれもこれも至らぬ点ばかりですが、
今後とも宜しくご指導のほどお願いいたします。
2010/04/24(Sat) 22:00 | URL  | zeigen #eqOMjfOM[ 編集]
読むのが楽しみです
zeigenさん、こんばんは。

ご高著・ご論考有難うございました。
いまなかなか読む時間がとれませんが、読むのを楽しみにしています。
宇喜多氏のことを信頼できる史料に基づいて通時的に読める好著だと思っています。
これからもよろしく。
2010/04/29(Thu) 22:25 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
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