歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

南日本新聞連載「さつま人国誌」第159回
―宇都谷の桐野利秋に寄寓―

昨日、連載が更新になりました。
同紙サイトのここか、右のリンク欄「さつま人国誌」をクリックすれば、ご覧になれます。

今回は清水の次郎長の伝記『東海遊侠伝』を書いた天田愚庵です。
あまり知られていない人物かもしれませんが、彼は戊辰戦争(自藩の磐城平城落城)を機に、人生が変わってしまったように見えます。父母妹捜しが人生の目的になってしまったような。

面白いのは彼の人脈です。
じつに多彩な人々が愚庵の面倒を見ていますね。桐野利秋もそうですが、ほかにも、落合直亮、権田直助、山岡鉄舟、増田宋太郎、陸羯南、正岡子規などなど。そして、清水の次郎長の養子にまでなっているから驚きです。
次郎長は愚庵に問われるままに、大政、小政や森の石松などの子分のことや黒駒の勝蔵のこと、荒神山の血闘などを語ってくれたのを聞き書きしてまとめたのが『東海遊侠伝』というわけです。

愚庵は父が行方不明になったせいか、ファザコンの気がありそうで、年輩者を慕い、なついている感じがします。
それと同時に、旧攘夷派といいましょうか、アジア膨張主義的な思想の持ち主ですね。この当時の不平士族はたいていそうですが。台湾出兵にまで志願しています。
じつをいうと、愚庵が大久保利通を暗殺しようとしていたという資料も見たような記憶があるのですが、なぜか執筆のときは確認できませんでした。大久保は北京会談で知られるように、対中戦争を懸命に回避しようと努力していますが、そのことに対中強硬論者の士族たちが反発し、大久保襲撃を計画した者が少なからずいたようです。

次回は何を書くか思案中です。
伊牟田尚平にしようかと思っているのですが、数回の連載になりそうなので、短期間で準備ができるかどうか。

よろしければ、下記をクリックして下さい。
人気ブログランキング


スポンサーサイト

【2010/08/03 10:43】 | さつま人国誌
トラックバック(0) |

楽しみました
ぽん助
初めて書き込みします。
先日の大阪龍馬会の講演後にサインをねだりに行った者(半次郎ファン)です。
あっという間の3時間で楽しく拝聴させて頂ました。内容も興味深い話ばかりでした。
2次会には都合により参加できなかったのが残念ですが、次の機会にぜひぜひ参加したい思っております。
また関西での講演を楽しみにしております。


御礼
桐野
ぽん助さん、こんばんは。

覚えております。
講座を受講していただき、有難うございました。3時間という長丁場でしたが、退屈されずに聴いていただいたとのこと、うれしいかぎりです。
今後ともよろしくお願いします。


コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
楽しみました
初めて書き込みします。
先日の大阪龍馬会の講演後にサインをねだりに行った者(半次郎ファン)です。
あっという間の3時間で楽しく拝聴させて頂ました。内容も興味深い話ばかりでした。
2次会には都合により参加できなかったのが残念ですが、次の機会にぜひぜひ参加したい思っております。
また関西での講演を楽しみにしております。
2010/08/04(Wed) 09:18 | URL  | ぽん助 #-[ 編集]
御礼
ぽん助さん、こんばんは。

覚えております。
講座を受講していただき、有難うございました。3時間という長丁場でしたが、退屈されずに聴いていただいたとのこと、うれしいかぎりです。
今後ともよろしくお願いします。
2010/08/04(Wed) 23:31 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。