歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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昨14日夕方、神田神保町の小学館アカデミー「てらこや」に出講。

今回は体験講座でした。
前回までと異なり、「中岡慎太の日記を読む」というテーマになったせいでしょうか、新しい方々も数人お見えでした。
私の勘違いのために、告知が前シリーズ「坂本龍馬と丁卯日記」の続きになっていましたので、それをご覧になって受講されたのではなければよいのですが……。

中岡慎太の日記は2編ありますが、そのうちの「海西雑記」の冒頭を読みました。
時期は慶応元年(1865)1月~2月あたりで、主に大田・絵堂の戦いと、薩長和解の端緒となるあたりを読みました。

中岡の日記は比較的簡略なので、補強する史料が必要です。
中岡と行動を共にすることが多い土方久元の『回天実記』はどうやら必携で、くらべながら読むことになりそうです。今回はほかに『定本 奇兵隊日記』上、『久保松太郎日記』、『大久保利通日記』上、『西郷隆盛全集』一なども使いました。

このうち、本筋とは関係ない余談で印象深かったのが『久保松太郎日記』のとある記事です。
ある村で九右衛門という人物が「不行跡」を理由に川の土手で斬首されます。すると、処刑者たちが遺骸の腹を開け、肝を取り、煮て食べたそうです。さらに胴体を試し斬りにしたようですね。

思わずのけぞってしまいました。
なんと、薩摩の「ひえもん取り」とほとんど同じではありませんか。
もっとも、薩摩では胆(胆嚢)は食さないで、乾燥させて漢方の薬「熊の胆」(くまのい)にするようですが。「熊の胆」は消化器系の疾患に効くそうです。

こうした蛮行は会津戦争や西南戦争でも行われたらしいですね。

薩摩の「特殊習俗」かと思っていましたが、長州にも事例がありました。おそらくもっと他地域でもあったのではないかという気がします。

思わぬ記事を目にしてしまいました。これも史料冥利につきますね(汗)。

次回からは本講座で、10月12日開講です。
中岡慎太の日記をじっくり読んでいきたいと思います。
お問い合せ・お申込みなどは、ここをご覧下さい。
なお、私の講座名が「坂本龍馬と丁卯日記」となっているのは、上記の理由から間違いです。お気をつけ下さい。

よろしければ、下記をクリックして下さい。
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【2010/09/15 13:20】 | てらこや
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