歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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先週30日、名古屋の中日文化センターに出講し、帰宅するまでの間に、どうやら太田牛一『信長公記』(角川文庫版)を紛失したようである。
当日携行のバッグだけでなく、拙宅事務所の机まわりをいくら探しても出てこない。教室の講師机まわりに忘れていなかったか、主催者に問い合わせたけど、何もなかったとのこと。

ほかに考えられるとすれば、帰りの新幹線のぞみの車中である。
棚の上にバッグを横に置いた。口が開いているヤツだったから、横にしていると振動などで外に飛び出した可能性がある。棚から下ろすとき、見えないしチェックしたわけでもないから、外に滑り落ちたのを気づかなかったかもしれない。

う~ん、惜しい。悔しい。
あれはもう20年以上使い込んだ年季もの。
刊行年は1980年代だったような。
これまでさんざんお世話になり、これを見ながら、多くの著書・論文・雑誌記事などを書いた。
愛着がありすぎる。

角川文庫版は絶版になって久しく、ほとんど古書市場にも出てこない。
幸い、もう1冊もっているから何とかなるが、これは10年ほど前、同書が絶版になった頃に買ったもの。
しかし、もともと同書は活版である。度重なる重版のために活字が摩耗していたり、活字の輪郭がシャープではない。その意味でも紛失した本がもったいない。あれはとてもクリアな版面だった。インクののりもちょうどよく見やすかった。

悔しいので、JR東海の遺失物係に連絡しようかな。

残りの1冊を紛失すれば、大変なことになるのに気づいた。てきめん仕事に差し障りが出るのだ。
室外に持ち出さなくても、拙宅の劣悪な蔵書環境では室内で紛失する可能性もあるのだ。
実際、紛失したこの本も一時行方不明になったことがあるほど。

そういえば、研究会仲間にはこの角川文庫版を10冊とか5冊とか持っているという人たちもいたな。
2冊しか持っていなかった自分の思い入れの薄さを思い知らされたが、いまとなっては紛失のリスク回避でもあったと思い知らされる。
仲間のみなさん、1冊分けて下さいませ(爆)。


先月末、新しいデスクトップPCがおでまし。
OSはWINDOWS7である。
前の機種はOSがXPだったが、昨年漏電で強制シャットダウンを繰り返す恐怖の一日から、どうも具合が悪くなり、最近は頻繁に画面がフリーズしたり、外付けHDDを認識しなかったりと、トラブルが多かった。とくにフリーズの多さには辟易させられ、急ぎの仕事のときには画面を叩きたい衝動にかられたほど(笑)。

これまでは、Vistaの芳しからぬ噂を聞いていたので、ずっとXPで通していた。
今回もまだXP搭載のPCがあると業者が教えてくれたので、よほどXPを選ぼうかと思ったが、WINDOWS7はVistaほどの悪評は聞かなかったのと、XPのサポート期間もほどなく終了するというので思い切る。
じつは、このエントリーは新しいPCで書いている。
キータッチにまだ違和感が残るが、何とかこなしている。
でも、全体の仕様やデスクトップ画面がXPより様変わりしているので、慣れるのにはまだ時間がかかりそう。

内蔵HDDも容量大きいし、画像データもかなり載せられそう。メモリもどっさりんこ装着してある。
いまのところ軽快である。
主要なデータ転送も終わり、メインのPCとしてようやく使えるほどにカスタマイズできた。
近々本格起動になりそうです。

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【2010/10/07 18:00】 | 日次記
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角川文庫版
千葉和彦
いつか図書館で読んだのですが、「信長を狙撃した男は、たぶん忍者じゃねーよ」と大変なことが当たり前のように注釈に書かれていてビックリした覚えがあります。

(これまで2回ばかりペンネームでコメントしましたが今回は本名で)


164go
わたしは

>悔しいので、JR東海の遺失物係に連絡しようかな。

に1票です。


忍者?
桐野
千葉和彦さん

おそらく杉谷善住坊のことだと思いますが、角川文庫版に彼が忍者じゃないという注釈があった記憶がないのですが、どうなんでしょうね?
「鉄炮の上手」とはありますが……。

話し中
桐野
164goさん

一票有難うございます。

と思いまして、私も遺失物係に電話しているのですが、ずっ~と話し中なんです(泣)。
かけた時間帯が悪いのでしょうかね?
先ほどもダメでした。

ダメでした
桐野
164goさん

さっきようやく電話がつながり、調べてもらいましたが、当日、「信長」の付く本の落とし物はなかったそうです(泣)。

角川文庫版(補足)
千葉和彦
あ、すみません、説明不足でした。
正確には角川文庫版を読んでいたら、杉谷善住坊への注記として、「伊勢菰野の杉谷城主・荻原善住坊であろう」(大意)と記されていたのです。

私はてっきり善住坊は「甲賀杉谷忍びで鉄砲の名手」だと思い込んでいましたので、「城主」と「忍者」の落差に面食らった次第です。
その後、角川文庫版以外の「信長公記」にもあたってみたのですが、こうした注記は角川文庫版だけのようでした。


残念でしたね
市野澤 永
こんばんわ。

手元に予備(角川ソフィア文庫)があるので、お分けすることができます。
しかし、複本があると伺い、安心しました。
出てくるといいですね。

私の経験上、遺失物へのTELは中々繋がりません。
また、「ありません」と返答されても、
日を置いてTELすると、「ありました」ということがありました。

私も通勤時に天野忠幸氏と町田明広氏の新著を読んでいるので、無くさないようにしないと。
熱中し過ぎて、降りなければいけない駅に慌てて気付くことがチラホラ・・・(苦笑)

9日は峰岸純夫氏の講演に行って参ります!

甲賀五十三家
桐野
千葉和彦さん

杉谷善住坊の後ろの索引にある記事のことでしたか。了解です。甲賀五十三家に杉谷氏がいるのはたしかですから、その一族の可能性はありますね。

『言継卿記』だったか、善住坊は4挺の鉄炮で狙撃したと書かれています。もし事実なら、一人では実行不可能ですから、仲間か配下がほかにもいたと考えられますね。


有難うございます
桐野
市野澤 永さん

先日はこちらのミスで失礼しました。

お気遣い有難うございます。
もし必要になったら、お願いするかもしれません。そのときは何か本か史料をお返しに用意します。



九州で催される企画展と「信長公記」
市野澤 永
こんにちわ。

下記の九州で開催され特別展示は桐野さんの守備範囲の範疇かと思い、ご連絡致します。

特別企画展「伊東義祐と佐土原」
場所 宮崎市佐土原歴史資料館
期間 平成22年9月11日(土)~10月31日(日)
詳しくは、こちら ↓

http://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/cul/rekisi/sadowara/index.html 

『中世薩摩の雄、澁谷氏の軌跡』(仮)
場所 薩摩川内市川内歴史資料館
期間 10月27日(水)~12月12日(日)
詳しくは、こちら ↓

http://rekishi.sendai-net.jp/index2.htm

先週の土曜日、千葉県佐倉市で催された峰岸純夫氏の講演「戦国動乱の開幕と千葉氏-享徳の乱を中心に-」、行って参りました。
今月、江戸東京博物館で開催されている「徳川御三卿」展にも行って来ようと考えています。

その後、「信長公記」は発見されたのでしょうか?
やはり、桐野さんが同書を1冊のみの所有では何かと不都合と思いまして、
まことに勝手ながら知り合いの古書店へお声掛けさせて頂きました。
もし、購入できれば、同書の表紙が長篠合戦図屏風に描写されている信長のタイプ。
1990年代に刷られたものだそうです(この辺りは不確か)。
価格は当時の定価の半額でよいとのことです。
今月中には結果が分かる筈です。

上記が不首尾になった際は私が所有している角川ソフィア版で宜しければ、お差し上げ致します。
前回も申し上げましたが、当方は同書の複本を所有しています。新人物往来社版も所有していますので、ご心配なされないようにお願い致します。

ご厚意感謝
桐野
市野澤永さん

展示会の紹介有難うございます。

「信長公記」はその後も出てきません(泣)。
また知り合いの古書店にも掛け合っていただき、有難うございます。
もし入手できたら幸運です。

有難いもので、ほかにも友人から送られてきましたので、市野澤さんの手持ちのものはどうか手許に置いていて下さい。

みなさんのご厚意に感謝するばかりです。


三左衛門
 K2さんのブログから時折、拝見させていただきました。
 すばらしいブログです。先日御著拝見させていただきました。今後のご活躍を御祈念申し上げます。

 さて、『信長公記』紛失の由、その気持ちよく分かります。予備に持っていても、結局愛着のあるのは一番使い込んだものですもんね。
 私も角川版『信長公記』は古書で2~300円くらいで売っているのを見かけると、余計に持っていても買ってしまいます。とはいえ、人にあげちゃったりもするので、結局は手元に2冊しかありませんが…。

信長公記
桐野
三左衛門さん

はじめまして。
こちらものぞいていただき、有難うございます。
「信長公記」(角川文庫版)がネット古書にリストアップされないのは、やはり文庫で薄利商品だからでしょうね。
古書店には文庫がごまんと持ち込まれるでしょうから、いちいち商品としてアップするのは面倒でしょうね。
ですから、足で回ったほうがこの本は探しやすいのかもしれません。

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コメント
この記事へのコメント
角川文庫版
いつか図書館で読んだのですが、「信長を狙撃した男は、たぶん忍者じゃねーよ」と大変なことが当たり前のように注釈に書かれていてビックリした覚えがあります。

(これまで2回ばかりペンネームでコメントしましたが今回は本名で)
2010/10/07(Thu) 19:33 | URL  | 千葉和彦 #B2zLP17c[ 編集]
わたしは

>悔しいので、JR東海の遺失物係に連絡しようかな。

に1票です。
2010/10/08(Fri) 14:22 | URL  | 164go #fzZwSRbU[ 編集]
忍者?
千葉和彦さん

おそらく杉谷善住坊のことだと思いますが、角川文庫版に彼が忍者じゃないという注釈があった記憶がないのですが、どうなんでしょうね?
「鉄炮の上手」とはありますが……。
2010/10/08(Fri) 17:36 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
話し中
164goさん

一票有難うございます。

と思いまして、私も遺失物係に電話しているのですが、ずっ~と話し中なんです(泣)。
かけた時間帯が悪いのでしょうかね?
先ほどもダメでした。
2010/10/08(Fri) 17:37 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
ダメでした
164goさん

さっきようやく電話がつながり、調べてもらいましたが、当日、「信長」の付く本の落とし物はなかったそうです(泣)。
2010/10/08(Fri) 17:55 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
角川文庫版(補足)
あ、すみません、説明不足でした。
正確には角川文庫版を読んでいたら、杉谷善住坊への注記として、「伊勢菰野の杉谷城主・荻原善住坊であろう」(大意)と記されていたのです。

私はてっきり善住坊は「甲賀杉谷忍びで鉄砲の名手」だと思い込んでいましたので、「城主」と「忍者」の落差に面食らった次第です。
その後、角川文庫版以外の「信長公記」にもあたってみたのですが、こうした注記は角川文庫版だけのようでした。
2010/10/08(Fri) 22:30 | URL  | 千葉和彦 #B2zLP17c[ 編集]
残念でしたね
こんばんわ。

手元に予備(角川ソフィア文庫)があるので、お分けすることができます。
しかし、複本があると伺い、安心しました。
出てくるといいですね。

私の経験上、遺失物へのTELは中々繋がりません。
また、「ありません」と返答されても、
日を置いてTELすると、「ありました」ということがありました。

私も通勤時に天野忠幸氏と町田明広氏の新著を読んでいるので、無くさないようにしないと。
熱中し過ぎて、降りなければいけない駅に慌てて気付くことがチラホラ・・・(苦笑)

9日は峰岸純夫氏の講演に行って参ります!
2010/10/09(Sat) 03:56 | URL  | 市野澤 永 #-[ 編集]
甲賀五十三家
千葉和彦さん

杉谷善住坊の後ろの索引にある記事のことでしたか。了解です。甲賀五十三家に杉谷氏がいるのはたしかですから、その一族の可能性はありますね。

『言継卿記』だったか、善住坊は4挺の鉄炮で狙撃したと書かれています。もし事実なら、一人では実行不可能ですから、仲間か配下がほかにもいたと考えられますね。
2010/10/09(Sat) 13:54 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
有難うございます
市野澤 永さん

先日はこちらのミスで失礼しました。

お気遣い有難うございます。
もし必要になったら、お願いするかもしれません。そのときは何か本か史料をお返しに用意します。

2010/10/09(Sat) 13:56 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
九州で催される企画展と「信長公記」
こんにちわ。

下記の九州で開催され特別展示は桐野さんの守備範囲の範疇かと思い、ご連絡致します。

特別企画展「伊東義祐と佐土原」
場所 宮崎市佐土原歴史資料館
期間 平成22年9月11日(土)~10月31日(日)
詳しくは、こちら ↓

http://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/cul/rekisi/sadowara/index.html 

『中世薩摩の雄、澁谷氏の軌跡』(仮)
場所 薩摩川内市川内歴史資料館
期間 10月27日(水)~12月12日(日)
詳しくは、こちら ↓

http://rekishi.sendai-net.jp/index2.htm

先週の土曜日、千葉県佐倉市で催された峰岸純夫氏の講演「戦国動乱の開幕と千葉氏-享徳の乱を中心に-」、行って参りました。
今月、江戸東京博物館で開催されている「徳川御三卿」展にも行って来ようと考えています。

その後、「信長公記」は発見されたのでしょうか?
やはり、桐野さんが同書を1冊のみの所有では何かと不都合と思いまして、
まことに勝手ながら知り合いの古書店へお声掛けさせて頂きました。
もし、購入できれば、同書の表紙が長篠合戦図屏風に描写されている信長のタイプ。
1990年代に刷られたものだそうです(この辺りは不確か)。
価格は当時の定価の半額でよいとのことです。
今月中には結果が分かる筈です。

上記が不首尾になった際は私が所有している角川ソフィア版で宜しければ、お差し上げ致します。
前回も申し上げましたが、当方は同書の複本を所有しています。新人物往来社版も所有していますので、ご心配なされないようにお願い致します。
2010/10/13(Wed) 12:36 | URL  | 市野澤 永 #-[ 編集]
ご厚意感謝
市野澤永さん

展示会の紹介有難うございます。

「信長公記」はその後も出てきません(泣)。
また知り合いの古書店にも掛け合っていただき、有難うございます。
もし入手できたら幸運です。

有難いもので、ほかにも友人から送られてきましたので、市野澤さんの手持ちのものはどうか手許に置いていて下さい。

みなさんのご厚意に感謝するばかりです。
2010/10/13(Wed) 18:04 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
 K2さんのブログから時折、拝見させていただきました。
 すばらしいブログです。先日御著拝見させていただきました。今後のご活躍を御祈念申し上げます。

 さて、『信長公記』紛失の由、その気持ちよく分かります。予備に持っていても、結局愛着のあるのは一番使い込んだものですもんね。
 私も角川版『信長公記』は古書で2~300円くらいで売っているのを見かけると、余計に持っていても買ってしまいます。とはいえ、人にあげちゃったりもするので、結局は手元に2冊しかありませんが…。
2010/10/16(Sat) 16:21 | URL  | 三左衛門 #-[ 編集]
信長公記
三左衛門さん

はじめまして。
こちらものぞいていただき、有難うございます。
「信長公記」(角川文庫版)がネット古書にリストアップされないのは、やはり文庫で薄利商品だからでしょうね。
古書店には文庫がごまんと持ち込まれるでしょうから、いちいち商品としてアップするのは面倒でしょうね。
ですから、足で回ったほうがこの本は探しやすいのかもしれません。
2010/10/17(Sun) 18:13 | URL  | 桐野 #hxjklqKc[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/10/20(Wed) 00:56 |   |  #[ 編集]
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