歴史作家桐野作人のブログ                                      織田信長と島津氏・薩摩藩・幕末維新を中心に歴史にまつわる身辺雑記
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この間、著書・論文や資料などをいただきました。
いつもながら、謹んで御礼申し上げます。

都城島津邸より
最近、島津氏一門のなかで、もっとも活発な発信をしているのが都城島津家です。もともと一門中、3万5千~4万石という大名並みの最大の知行高を誇る家です。
その屋敷である都城島津邸が江戸時代のまま保存されています。
近年、都城島津氏現当主の島津久厚氏がこの屋敷と邸内の都城島津伝承館を都城市に寄贈され、昨年3月、改めて都城島津邸としてオープンしました。
詳しくはここ

都城島津氏はもともと北郷(ほんごう)氏といい、島津氏異姓分家ながら、隅日にまたがる版図をもつ独立領主でした。しかも、都城など庄内一帯はかつての島津荘とも重なっており、島津名字発祥の地としても知られています。
秀吉の九州侵攻のときにもっとも激しく抵抗した家だったこともあり、北郷氏は薩摩国祁答院(けどういん)に転封されました。
伊集院忠真による庄内の乱後、ふたたび都城に復帰しましたが、もはや独立性を失ってしまい、島津本宗家の一門、都城島津家として近世を過ごします。
なお、秀吉時代の当主北郷一雲の三男・加賀守三久が別家を立てて、北郷氏を名乗り、薩摩国平佐(現・薩摩川内市)を領し、8000石ほどの一所持となりました。
その子孫の北郷さんと南日本新聞連載がきっかけに懇意にしていただき、今回資料を送っていただいた次第です。
送っていただいたのは、都城島津邸の学芸員の米澤英昭さんです。米澤さんのお書きになった論文には拙著『関ヶ原 島津退き口』(学研新書)でもお世話になったので、有難かったです。
いただいた図録類は、

案内書『都城島津邸』
図録『都城島津の至宝―実物史料でみる都城と島津の世界―』 2010年10月
図録『都城に島津あり』 2011年1月
冊子『島津発祥と都城島津』 2010年2月

など多数。

鈴木徳臣氏より

『軍事史学』183号 2010年12月
―特集 維新の戦乱―


昨年知り合った鈴木さんは幕末から近代の軍事に詳しい人。
近年、鹿児島・熊本・宮崎で西南戦争戦跡の調査や発掘が活発で、かなり成果を出している。
とくに熊本では田原坂の対面である二俣台地上で政府軍砲台に据えられた四斤山砲と思われる大砲の轍跡が発見されるなど興味深い成果がある。
鈴木さんはそれらの発掘調査にも関わっている。
いただいたのは上記誌所収の史料紹介で、

「西南戦役における薩軍小隊名簿」

当該小隊は薩軍の五番大隊(大隊長:池上四郎)の五番小隊(小隊長:園田武一)で、鹿児島城下を初め、旧薩摩藩領各地の士族から成る。総勢234人(うち戦兵176人)の名簿である。
西南戦争での薩軍側の軍事力編成を示す貴重な史料である。


長浜み~な協会より
今年の大河ドラマのご当地、滋賀県長浜市の地域誌「みーな」109号(2011年1月発行)。
以前、同誌に巻頭エッセイを書いてから、毎号送ってもらっている。
今号の特集は「親鸞さんのおかげさん―宗祖親鸞聖人750回御遠忌記念―」。
長浜を含む江北一帯は浄土真宗寺院が多く、戦国時代は一向一揆が浅井長政と結んで、信長や秀吉と戦った歴史をもっている。
本誌は浅井氏や小谷城、お市の方・三姉妹についての特集など興味深いテーマを何度も扱っている。
詳しくはここ


サンライズ出版より
石田三成や井伊氏ゆかりの滋賀県彦根市にある出版社。
以前、木之本で講演したとき、知り合った編集者さんから送ってもらった。

豊島昭彦『湖北残照―戦国武将と浅井三姉妹―』 2010年12月刊 定価1.600円+税
著者は横浜在住の現役ビジネスマン。
以前も井伊直弼についての本をいただいたことがある。

今回はタイトルのとおり、大河ドラマとも深く関わる江北の史跡や古戦場の探訪記録。
私も先月に回ったところが多いので、面白く拝見。


平山優氏より
武田氏研究者としてよく知られている方である。
現在、山梨県立博物館に勤務。
今回、下記の著書を贈っていただいた。

『天正壬午の乱 ―本能寺の変と東国戦国史―』
学研パブリッシング2011年刊 定価2.300円+税


この「壬午」は天正10年(1582)の干支。すなわち、本能寺の変があった年である。
信長の死が東国、とくに徳川、北条、上杉の接点にあたる甲斐・信州にどのような影響を与えたかを詳細に分析している。この地域の動向については、従来エアポケットのようなもので、著者も認めているように、本格的な研究がなかっただけに、私のような者には待望の本である。
とくに家康の甲斐・信濃進出についての分析が面白い。この地域での勢力拡大では家康が勝者に見えるが、必ずしもそうとはいえず、マイナスの副産物も伴っていたこと(たとえば真田昌幸など)が明らかにされている。
家康や東国の戦国ファンにはまことに時宜を得た一冊だといえる。
詳しくはここ

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【2011/02/18 19:48】 | 雑記
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